奈良廃村紀行1 国鉄五新線跡に遭遇

■2008年12月21日

廃墟部初遠征である。
今回、京都駅前で借りたレンタカーで向かう先は奈良県。といっても、奈良っぽさが溢れる地域へ向かうわけではない。平城京に大仏、法隆寺、鹿など奈良の典型的なイメージの場所はどれも県北(奈良市や斑鳩町など)で、県全体から見ればほんの一部なのだ。

奈良県の地図で視線を少し下に移してみると、広大な「奈良県南部」が現れる。北方領土を除くと日本最大の面積を誇る十津川村、日本三大酷道の一つである国道425号(十津川村~下北山村)、世界有数の多雨地帯大台ヶ原、鉄道路線なし。なんだこの秘境っぷり。奈良が本気を出している。

そんな奈良県南部に位置する野迫川村には、廃村があるという。気になるので廃墟部で訪れることにした。

とんでもない山奥へ、免許取得後4ヶ月の僕の運転で向かいます。

野迫川村を目指して五條市内を走っていると国道を跨ぐ妙な物が目に入った。かなり古そうな鉄道の高架。思わず車を停めて近付いてみる。架線柱は見当たらないし非電化?いや、どうもこれ現役じゃなさそう。

[A地点] 国道24号を跨ぐ高架橋

気になるので高架沿いをたどってみることにした。見知らぬ町でこういうの見るとワクワクする。

コンクリートの高架がアーチになって住宅街の中へ続いている。異様な風景。かなりの存在感。

一見すると道路のようにも見えなくもないが、車は一台も通らない。やはり鉄道の高架線だ。

畑と民家のすぐ脇をかすめながら。民家が近い!

[B地点] ここで途切れている

しばらくたどると吉野川の堤防手前で途切れていた。

これ、未成線の国鉄五新線跡だ!
航空写真を見ると一目瞭然、和歌山線の線路から南に分岐して、ゆるやかにカーブしながら吉野川手前まで続いていることが分かる。
(Googleマップで 五新線の高架橋 を表示)

ちなみにこの時、初めて訪れたにも関わらず、廃墟部全員が五新線の存在について何らかの形で漠然と知っていた。廃墟部では知名度の高い路線である。

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